町田 ルヴァン杯8強敗退 黒田監督、残るリーグ戦“全集中”へ「最後の9試合のために失ったということも含め言い聞かせてやっていければ」

 新潟との2戦合計で敗退が決まり、うつむく昌子(左端)ら町田の選手
 後半、バスケス(右)に指示を出す町田・黒田監督(中央)
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 「ルヴァン杯・準々決勝、町田2-0新潟」(8日、町田GIONスタジアム)

 町田がホームで新潟を2-0で破った。だが、0-5で敗れたアウェーでの第1戦と合計スコア2-5で、準々決勝敗退。新潟が4強を決め、10月の準決勝に進んだ。

 天皇杯、ルヴァン杯ともに敗退が決定。試合後、黒田剛監督(54)は「もうここからがスタートだと思って、2つの大会こそ失ってしまったんですけど、この最後の9試合のために失ったということも含め、言い聞かせて、やっていければなという風に思います」とリーグ戦残り9節への“全集中”を強調した。

 最低5点必要な町田は前半から猛攻をしかける。相手ゴールに迫るも、なかなかフィニッシュが決まらない中、均衡を破ったのは今年40歳を迎えたベテランの中島のゴールだった。黒田監督は「彼がトレーニングから献身的にやってたこと、前戦も最後10、15分ですけどすごくみんなを奮起させてくれた。今日も彼がスイッチ入れてみんなが連動し、われわれの意図するプレスから攻撃がかなりできた」と評価した。

 今季ここまで1分2敗と苦手だった新潟に初勝利をあげたことに関しても指揮官は手応えを口にした。「ずっと3試合勝つことができなかった相手ですし、このまま勝てないでシーズン終わってしまうと、ずっと苦手意識を持ったままということ。来年以降もすごくトラウマがよぎるような関係性もできてしまうかなというところもあった」と思いを吐露。「ただ、われわれは引かずに前から出ていって、彼らの長所、ストロングをしっかりと阻止していく。最後にチャレンジした彼らの勇姿がすごく1番ハマってた。すごく今後につながるいい結果で終わったかなという風に思います」と振り返った。

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