J1神戸 勝ち点55で首位広島、2位町田に並ぶ 開始早々2分で先制

 前半、トゥーレル(中央)が先制点を決め、歓喜する神戸の選手
 前半、ゴールを決める神戸・広瀬
 前半、トゥーレル(中央)が先制点を決め、歓喜する神戸の選手
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 「明治安田J1、神戸2-1C大阪」(13日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が勝ち点55とし、暫定ながら首位・広島、2位・町田に並んだ。

 息をつかせぬ速攻だった。神戸が前半開始2分で先制点を奪った。左CKからのセットプレーで、相手GKがはじいたボールをDFトゥーレルが頭で押し込んだ。

 同11分には、大迫からのパスをDF広瀬がゴール右下に沈めた。守備側の2人がいずれも今季2得点で、層の厚さを見せつけた。DF酒井とMF山口のベテランを故障で欠く中、最後列を守る2人が前半2点リードの立役者となった。

 22年途中から神戸でプレーするトゥーレルは献身的な守備と判断力でチームの信頼も厚い。冷静なプレーの秘策について「試合当日ピッチに入る前までサッカーのことを一切考えない。バスケットボールの試合を見たり好きな音楽を聴いたりする。ピッチに入ったら完全に集中。ただ今年は個人的に警告が多いというのは反省点。そこは自分が成長しないといけない」と明かす。五輪日本代表の八村塁もよく知っており「すごくいい選手です」とレーカーズの試合はリラックスタイムに欠かせないという。

 後半6分に相手FWレオセアラにヘディングで得点を許し、リーグ戦3試合連続クリーンシートとはならなかったが、堅実な試合運びで試合をものにした。順位は3位のままだが、勝ち点で上位に並び、終盤の逆転劇へ弾みをつけた。

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