天皇杯、J1京都がJ2千葉を圧倒し2年ぶり4強 約3カ月ぶり先発で先制ゴールのFW豊川「一発回答しないといけなかった」

 後半、チーム3点目のゴールを決め、祝福される京都・平戸(右)
 後半、チーム2点目のゴールを決め、喜ぶ京都・マルコトゥーリオ
 前半、先制ゴールを決める京都・豊川(中央)。GK藤田
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 「天皇杯・準々決勝、京都3-0千葉」(18日、フクダ電子アリーナ)

 J1京都が前半から試合を支配し、アウェーでJ2千葉を破って2年ぶりの準決勝進出を決めた。

 リーグ戦は3連勝中で、7月以降7勝1分1敗と絶好調の京都。天皇杯でもその勢いは止まらなかった。

 前半11分、カウンターからFWマルコ・トゥーリオのスルーパスにけがから復帰し約3カ月ぶりの先発出場だったFW豊川雄太(30)が反応。滑り込みながら右足を伸ばし先制点を挙げた。「一発回答しないといけなかったので結果が出てよかった。入れ~って足を出しました」と、ゴールを振り返った。“一発回答”という言葉から分かるように、久々のスタメンで期するものがあった。

 「ケガして2カ月間くらい離れましたし、コンディションがまだ自分の中では全然でも真ん中で使わせてもらいました。監督から『どれだけやれるんだ』という風に僕は受け取って、一発回答をしないといけなかった。今回メンバーに入れなかった選手もいましたし、その中で僕はケガから復帰して使わせてもらったので、残ってる人のためにもじゃないですけど、結果を出す必要があった。そういう気持ちとかこの試合にかけるものは、試合後に後悔しないようにというのは強く思っていました」

 その後チャンスがありながらゴールを奪えなかったが、後半4分にMF川崎のスルーパスに抜け出したFWトゥーリオが右足で技ありのループシュートを決めて追加点。40分には途中出場のMF平戸がダメ押しの3点目を奪った。守備でも危ないシーンはほとんどなく、無失点での完勝だった。

 準決勝は10月27日に実施。すでにG大阪が進出を決めており、残り2チームは25日に行われる横浜M-山口(ニッパツ)、鹿島-神戸(ノエスタ)の勝者となる。

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