J1首位の町田・黒田監督 19位札幌と痛恨の引き分けに「これが現実。しっかりと向き合わなければならない」次節は広島と“天王山”
「明治安田J1、町田0-0札幌」(21日、町田GIONスタジアム)
首位の町田は前半から相手を押し込むも、最後までゴールを奪えず。ホームで19位の札幌に痛恨の引き分け。勝ち点1の積み上げにとどまった。明日の試合で2位広島が勝利すれば、再び首位陥落となる。
試合後、黒田監督は「首位を走るためには絶対勝ちたい、勝ち点3が欲しいゲームと選手たちも捉えて入ったことは間違いないんですけども、前後半いくつか得点できそうな場面があった中、なかなか1点が遠かったなという風な印象です」「後半最後に取れそうな場面もあり、もどかしい感じもありました。でも、これが現実ということをしっかりと向き合わなければならないと思いますし、決定打をしっかりと決めきるということをやっていかなければならない」などと、試合を振り返った。
試合開始から町田は相手ゴールに襲いかかった。前半7分、ドリブルでゴール左まで前進したFW藤本が中央へパスを送る。これにFW中島が反応したが、わずかに届かず先制点とはならなかった。その後も立て続けにロングスローからチャンスをつくるが、なかなかフィニッシュまで持って行けず。徐々に推進力もなくなっていき前半を0-0で折り返した。
後半にはFW藤尾、FWデューク、MF相馬らを投入し勝ち越しを狙う。38分には左サイドから相馬のクロスにデュークが頭で合わせるもゴールポストの右。さらに試合終了間際には、相馬の左CKからフリーのDF杉岡が頭で合わせるもポストに嫌われた。
次節は、首位を争う広島とアウェーでの天王山を控える。黒田監督は「これから先、今日みたいなゲームっていうのはまだまだ続くと思いますけど、これを教訓として、次のゲームからまた奮闘していきたい。次の広島戦、首位攻防戦になりますけども、やっぱりこれがすごくこのリーグの1番大きいゲームになってくると思います。しっかりといい準備をして、気持ちをみんな1つにまとめて、広島に乗り込みたい」と話した。