J1町田、札幌戦で“人生の先輩からのエール”企画「Beサポーターズ」実施 横断幕には435人・総年齢33101歳からのメッセージ

 21日の札幌戦前に高齢者とふれあった、元町田DFの太田宏介(右上)ら
 高齢のファンにサインを書く町田のDF松本大輔
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 J1町田は21日、ホームでの札幌戦で、サッカーの応援を通じて、高齢者と世代を超えたコミュニケーションの輪を広げることを目的としたホームタウン活動「Be supporters!(サポーターズ)」を行った。試合前の交流会に参加した、町田市出身の元日本代表DF太田宏介アンバサダー(37)は「いろいろな企画を通して、幅広い方に応援してくださるクラブになるような取り組みをよりたくさんしていきたい」とファン層のさらなる拡大へ意欲を示した。

 「Beサポーターズ」は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)とサントリーウエルネス株式会社が実施する“人生の先輩からのエール”企画。今年で3年目を迎えた。20クラブが参加し、各地域の高齢者施設に入居している高齢者から選手・クラブへのエール(応援メッセージ)を集めて横断幕を制作し、9月のホームゲームで掲載。町田の横断幕には、町田市内12施設の協力のもと、435人からのメッセージが寄せられた。最高齢は103歳、総年齢は33101歳となっている。

 交流会では町田のDF松本大輔(26)、MF芦部晃生(23)が、高齢者からのエールを受け取った。“おばあちゃん子”という松本は「直接的にお礼をいただく機会はなかなか無いのでとてもうれしいです。僕たちもプレーでパワー、元気を与えていければ」と意欲。祖父母とは週に1回、ビデオ通話などで連絡を取り合っていると明かした芦部は「目には見えないパワーをもらった。『がんばれ』って言葉、思いが自分の中ですごい感じるものがありました」と感想を語った。

 昨年も同企画に参加した太田アンダバサーは、今年はよりファン層の年代が幅広くなったと話す。要因については「1番は結果じゃないですかね」と分析。J2だった町田で現役を引退した昨年と比べ、大きな変化を実感するといい「やっぱり見違えるほど景色が変わった。観客動員や純粋に応援してしてくださる方が増えています。街中を歩いていてもゼルビアのエンブレムとかフラッグが掲出されているのを見ると、ほんとにJリーグのクラブになってきたなっていう印象ですね」とうなずいた。

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