「明治安田Ｊ１、新潟２－３神戸」（２２日、デンカビッグスワンスタジアム）

　３位神戸は敵地で新潟に３－２で逆転勝ちし、４連勝で勝ち点５８に伸ばし、優勝争いに踏みとどまった。

　勝利への執念が土壇場で実った。２－２の後半追加タイム。昨季王者の神戸は左ＣＫを菊池が頭でたたき込んで劇的に勝ち越した。アウェーでも勝負強さを示し、今季２度目の４連勝で首位と勝ち点１差に肉薄。膝の大けがから復帰後も出番が限られていた殊勲のＤＦは「素直にうれしいし、支えてくれた人に感謝したい」と目を潤ませた。

　長距離を往復したアジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ＡＣＬＥ）のブリラム（タイ）戦から中４日と厳しい日程だったが、１点差を追う後半途中に佐々木らを投入して前線を活性化。終盤には制空権を握って猛攻を仕掛け、最後の最後にＣＫで仕留めた。武藤は「絶対に逆転できるという気持ちで、最後まであきらめなかった結果」と胸を張った。リーグ２連覇へ最後まで闘志を燃やし続ける。