J1広島 6発快勝!勝ち点59で首位奪取 新戦力のアルスランが前半2得点の大活躍
「明治安田J1、広島6-2横浜M」(22日、エディオンピースウイング広島)
広島はFW加藤陸次樹(27)の先制ゴールやMFトルガイ・アルスラン(34)の2ゴールなどで横浜Mに6-2で大勝し、勝ち点59で首位に浮上した。次節に対戦する町田を得失点差で上回った。3位神戸は敵地で新潟に3-2で逆転勝ちし、4連勝で勝ち点58に伸ばし、優勝争いに踏みとどまった。東京Vは鳥栖に2-0で勝利し、4連勝。最下位の鳥栖は5連敗。C大阪は2-1で湘南に逆転勝ちし9試合ぶりの白星を挙げ、名古屋は川崎に2-0で快勝した。京都-G大阪は2-2で引き分けた。
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広島は19年以来となる、J1リーグでの1試合6得点で大勝。その中心で新戦力のアルスランが輝いた。前半の2得点で主導権を引き寄せ、首位奪回に貢献。7月に加入後、リーグ7試合で7得点の助っ人は「枠内にシュートを打てば何かが起こる。チームにとっていい2得点となった」と喜びを口にした。
1-1の前半22分、自ら持ち上がり、強烈なミドルシュートで勝ち越し。同40分には右サイドの加藤からのクロスに右足で合わせ、鮮やかに仕留めた。1点リードで折り返すと、チームは後半に3点を加えて圧倒。鮮やかな連動と豊富な運動量で、横浜Mに流れを渡さなかった。
今季は国内タイトル3冠も視野に入っていたが、9月に入ってYBCルヴァン杯、天皇杯全日本選手権でともに準々決勝敗退。過密日程の中で一時の勢いを失ったように見えたが、再び上昇気流に乗る勝利を収めた。
次戦は勝ち点59で並ぶ2位町田をホームに迎える。スキッベ監督は「いい準備をして臨みたい」と、優勝の行方を占う大一番を見据えた。