ヤングなでしこ U-20女子W杯で2大会連続の準V アジア杯でも敗れた北朝鮮にリベンジならず 狩野監督「流れ変えようとしたが…」
「U-20女子W杯・決勝、日本代表0-1北朝鮮代表」(22日、ボゴタ)
日本が北朝鮮の堅い守りを崩せず敗れ、2大会連続での準優勝に終わった。
1次リーグを全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントでもスペイン、オランダといった強豪を下して3大会連続の決勝進出を果たした日本。ただ、決勝では試合開始直後から北朝鮮に押し込まれる我慢の時間が続いた。
そして前半15分には、北朝鮮FWチェ・イルソンに右サイドから中央へ切り込まれ、左足からのシュートがDFに当たってゴールへと突き刺さり先制点を奪われた。
後半も北朝鮮の守りを崩すことができない。後半37分にMF松窪のクロスにDF小山がダイレクトで右足を合わせるシュートを放つが、GKにキャッチされて得点を奪えず。1点が遠かった。
北朝鮮とは今年3月のU-20アジア杯でも1次リーグと決勝で2度対戦し、ともに敗れた日本。アジア杯のリベンジは果たせず、18年のフランス大会以来となる優勝を逃した。
試合後、狩野監督は「堅く入ったことで少し受け身になる場面が多く、劣勢になったところで失点があった。選手も試行錯誤しながら試合を進め、後半は1つさらにギアを上げていこうと。より攻撃的な部分にフォーカスして最後は少しシステムを変え、前線に人を送り込んで流れを変えようとしたが、うまくいかなかった。敗戦となり悔しく思う」と振り返った。
今後の女子代表の課題については「フィジカルの部分も必要だが、そういった部分に対しての技術と判断のところで少し課題が見えた。そこが失点につながった」とし、世界の舞台での高い強度の中で「技術的、戦術期的な部分をさらに伸ばしていく」と説明した。