横浜Mが7年ぶり天皇杯4強 両チームにレッドカード飛び出す
「天皇杯・準々決勝、横浜M5-1山口」(25日、ニッパツ三ツ沢球技場)
横浜Mが苦しみながらも山口を下して、2017年大会以来となる天皇杯での4強入りを果たした。
前半16分にMF山根が右足を振り抜いてのミドルシュートを沈め、プロ3年目での初ゴールで先制点を奪う。だが、前半23分に山口に同点とされると、同36分にはDFジャンクルードが一発レッドカードで退場。その後、山口にも退場者が出て両チーム10人ずつとなるが、押し込まれた展開で前半を折り返した。
それでも、後半6分には山根が起点となり、最後は抜け出したFWエウベルが右足で流し込んで勝ち越しゴール。その後も得点を重ねて勝利を収めた。
昨季は4月8日の横浜FC戦でVARの介入によって得点を取り消された幻のゴールもあった山根は「遅かったなという感じですけど」と苦笑い。それでも「本当に今日は後が無かったし、みんな強い気持ちで臨んだ。自分としてもここで結果が出なかったら厳しいと思っていた」と背水で臨んだ一戦だった。
自身のプロ初ゴールよりも「ここ数試合、情けない試合をしてしまって、自分も責任を感じる部分があった。今日は本当に勝つしかなかった」とチームの勝利を喜んでいた。