神戸 8年半ぶり復帰MF森岡の先制弾で鹿島下し4強「サポーターの雰囲気がいい結果につながった」

 「天皇杯・準々決勝、鹿島0-3神戸」(25日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が完封で鹿島を下し、優勝した2019年以来の4強に進出した。

 MF森岡が前半15分に右サイドのMF日高からのクロスに合わせ、右足で先制ゴールを決めた。8月にシャルルロワから8年半ぶりに復帰後、初出場初得点。神戸での得点は15年11月22日のJ1リーグ・浦和戦以来3230日ぶりとなった。「いいボールが来て、形として神戸の狙いだった。後はクロス次第だったので」と会心の一撃を振り返った。「サポーターの雰囲気が、いい結果につながった」とし「復帰後、一度ホームゲームのハーフタイムでスピーチをしたが、8年半ぶりという気がしなかった。それだけ受け入れてもらっている感じがする」とかみしめるように話した。

 チーム合流から1カ月あまりたち、ようやく出番に恵まれて即結果を出した。「出たい気持ちはあったが、自分のコンディションとしてめちゃくちゃいい状態で来たわけではなかったので、そことの兼ね合いもあった。ターンオーバーという形でチャンスをもらえたので、これから試合を経験しつつ、さらにもう一つ上に上げていきたい」とシーズン終盤戦を見すえた。

 後半にはMF佐々木が天皇杯3戦連発となる2点目のゴールを挙げ、追加タイムにはMF井手口も得点した。リーグ戦の22日・新潟戦から中2日で先発メンバーを全員入れ替え、レギュラーメンバーをそろえた鹿島に完勝。準決勝はJ1京都と対戦する。

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