WEリーグ新チェアはJリーグ・野々村芳和チェアマンが兼任 副理事長にJFA・宮本恒靖会長

 女子サッカー「WEリーグ」は26日、都内で定時社員総会および理事会を開催し、役員の新体制を承認。理事長(チェア)にJリーグの野々村芳和チェアマン(52)、副理事長に日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(47)の就任が正式決定した。

 野々村新チェアはリーグ経営の安定化と、リーグとクラブのコミュニケーション強化を掲げ「素晴らしい理念を発信してきた一方で経営の部分では足りていない部分がある。この(任期の)2年間で安定した経営基盤を作るために収益を上げるかというのを1つのミッションということで話を聞いている」とした。

 クラブとの連携強化については「クラブとリーグのコミュニケーションが大事。リーグだけ伸びてもクラブだけ伸びても絶対にうまくいかない。クラブとのコミュニケーションを取って、1つの塊となって未来に向かって行くことを実現したい」と説明した。

 その上で「僕は非常勤で2年間務めさせていただくことになるが、ベースを作った上で、その先は女子サッカーをやってきて、WEリーグを日本のサッカーを良くしたいと思う人が率いていくのが良いと思う。しっかりバトンを渡せるように安定したものを作っていきたい」と任期の2年間でリーグの安定化を図り、新たな女性リーダーへつないでいく考えを示した。

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