J1川崎退団決定のゴミスが会見「思う形で貢献できず、若い選手も育っている」と退団理由を説明 今後の去就は「他のチームは探していない。将来の話を始める時期」と引退を示唆
J1川崎を退団することが決まった元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(39)が27日、川崎市内で会見を行い、「私にとって川崎を離れるという決断は非常に難しいものだった。ファミリーの一員として責任も感じていた」と自身の思いを語った。
退団に至った主な理由は家族の環境の変化としながらも「自分が思う形で貢献できていなかったのも歯がゆい思いもあり、同時に奏真(神田)、新(山田)、エリソンと若い選手もたくさん育ってきている」と試合に絡めない時期が続く中で、若手の成長も決断理由の一つだったと明かした。
ゴミスはフランス1部リヨンや、サウジアラビアのアルヒラル、トルコのガラタサライなどを経て、昨年8月に加入。チームが低迷する中での起爆剤として期待されたが、昨季はリーグ戦8試合で無得点に終わった。
今季はリーグ戦9試合に出場。5月11日の札幌戦(U等々力)では来日初ゴールを含むハットトリックの活躍を見せたが、6月16日の神戸戦にスタメン出場して以降は公式戦の出場は無かった。すでに20日にはチームを離れている。
今後の去就については「現時点で他のチームを探すというのは、考えていない。自分の将来について話を始める時期かなと。欧州に帰り家族と時間を過ごしながら、次のステップを進めて行けたら」とした上で、「自分が欧州に帰った後も、日本、フロンターレとつながりを持って行けたらと思う」と話した。