殿堂入りの元日本代表監督・ザッケローニ氏 指導者転身の長谷部誠に太鼓判「監督になっても素晴らしいと思う」

 日本サッカー殿堂の掲額式典に出席した元日本代表監督のザッケローニ氏(右)とJFA宮本恒靖会長
 日本サッカー殿堂の掲額式典に出席した元日本代表監督のザッケローニ氏
 日本サッカー殿堂の掲額式典に出席した元日本代表監督のザッケローニ氏
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 日本サッカー協会(JFA)は29日、都内で日本サッカー殿堂掲額式典を開催。式典には今年の受賞者である元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(71)が出席した。

 2010年から4年間、日本代表監督を務め「私の人生で最良の4年間」と振り返ったザッケローニ氏。それでも、やり直したい試合は?という問いに「W杯の第1試合」と、14年ブラジル大会の1次リーグ初戦で、逆転負けを喫したコートジボワール戦を挙げた。

 コートジボワール戦は日本が前半に本田圭佑のゴールで先制するも、後半に立て続けに2失点を喫し、悔しい敗戦となった。ザッケローニ氏は「準備ができていなかったということを感じた。すごく優秀な選手たちだったが、自分がすごい選手なんだと信じている選手が、やはり全員ではなかった。それは監督としての私のミス。全員にその自信を持たせるべきだった」と話した。

 また、ザックジャパンで主将を務め、昨季限りで現役を引退して指導者としての歩みをスタートさせた長谷部誠氏に関して「キャプテンの中のキャプテン。(式典に出席した)実の息子の前で言うのも何だが、誠は私の息子だと思っている」と最大級の賛辞を送った。

 その上で、9月の代表活動では日本代表コーチにも就任した長谷部氏の指導者としての資質には「完璧だと思っている。コーチはもちろん、会長でも(できる)。当然、監督となっても素晴らしいと思うし、何をやっても彼は完璧だなと、その役にぴったりだと思える人」と将来の日本のサッカー界をけん引するリーダーとして、大きな期待を寄せた。

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