INAC神戸 前社長の安本卓史チーム統括本部長が退団 ラジオで「女子サッカーにいろんな形で関わっていきたい」
女子サッカー、WEリーグのINAC神戸の前社長で取締役チーム統括本部長の安本卓史氏が30日でクラブを退団した。同日、レギュラーを務めるラジオ関西「カンピオーネ!レオネッサ!!」に出演し「6年間お世話になり、ありがとうございました」とあいさつ。「昨日(マイナビ仙台戦)も仙台のサポーターのみなさんに、大きな横断幕を掲げていただきありがたかった。鮫島(彩)、海堀(あゆみ)らも来ていて、OGにも会えた。胴上げもしてもらい、いい景色を見せてもらった。選手はこれからがシーズンやから頑張ってや!」とあいさつした。
今後については「女子サッカーにいろんな形で関わっていきたい」とは話したが、具体的な進路は未定とし「選手の気持ちでオファーを待ちたい。ビックリするようなところからもお話をいただいている。10月中は引き継ぎもしますが自分のため、家族のために時間を使う」とプランを明かした。さらに「INACを離れるのは寂しいし残念な気持ちもあるが、十分戦えるチームを作っているので今シーズンは心配ない」と、チームにエールを送った。
安本氏はJ1神戸の常務を経て2018年10月にINAC神戸の社長に就任。21-22年シーズンで日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」初代王座に導くなど手腕を発揮した。クラブの代表取締役社長は今月4日付けで安本氏から金子文雄会長に交代していた。