神戸 乱闘騒ぎ乗り越えACLE初星 反則犯した山東の選手、スタッフらピッチになだれ込み V弾DF酒井「論外のひと言」
「ACLE・1次リーグ、神戸2-1山東」(2日、ノエビアスタジアム神戸)
第2戦が行われ、神戸と横浜Mがともに初白星を挙げた。神戸は山東(中国)に2-1で競り勝って1勝1分けの勝ち点4。横浜Mは蔚山(韓国)に4-0で快勝し、1勝1敗で同3とした。1次リーグは東西12チームずつに分かれて争い、各8位までが決勝トーナメントに進む。
神戸がACLE初勝利で勝ち点3を得たが、試合終了間際のもめごとで、山東の崔康熙監督とコーチ1人が退場し、後味の悪い幕切れとなった。
後半追加タイムにFWパトリッキが山東の選手に背後から倒され、審判が処分を出そうとしたタイミングで山東の選手、スタッフがピッチに飛び出した。続いて神戸の関係者もピッチに入り、もみ合う事態に発展。サポーターのブーイングに対して山東の関係者がスタンドに激高するなど、収拾がつかないまま試合終了となった。
吉田監督は「こちらがファウルを受けたのに、なぜ相手が入ってくる状況だったのか分からない」と首をかしげた。FW大迫も「レフェリーがおかしい。誰がどう見ても退場だし、しっかり裁いてほしい。ケガ人が出なくてよかった」とあきれ返った。
後半6分に決勝点を挙げたDF酒井も「論外のひと言。(国際試合の)ACLEはこういうこともあると分かったのはいい経験」とした。中国選手にイエローカード5枚が出る異例の展開だったが、神戸は冷静な対処で試合をものにした。