異例 なでしこJの新監督決まらず 10・26日韓戦は元監督、JFA佐々木則夫女子委員長が監督代行に 8年ぶり指揮

 10・26の日韓戦で監督代行を務めることになったJFA佐々木則夫女子委員長
 10・26の日韓戦で監督代行を務めることになったJFA佐々木則夫女子委員長
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 日本サッカー協会(JFA)は4日、女子代表「なでしこジャパン」の10月26日の国際親善試合・韓国戦(国立競技場、14時20分開始)のチームスタッフを発表。新監督が未定の中、JFAの佐々木則夫女子委員長(66)が監督代行を務めることになった。

 なでしこジャパンはベスト8に終わった今夏のパリ五輪後に池田太前監督(54)が任期満了により退任。27年の女子W杯、そして28年のロス五輪へ向けた新監督の選定を進めていた。

 千葉市内で取材に応じ佐々木委員長は「このタイミングで新しい監督を招請することはできなかった。パリ五輪後になでしこジャパンを見ていただく重要な機会。私が代行として引き受け、コーチ陣を編成してやっていくことになった」と経緯を説明した。

 08年~16年までなでしこジャパンの監督を務め、11年W杯優勝に導いた佐々木委員長だが、代表の指揮を執るのは8年ぶり。「これまでなでしこジャパンを見てきたというところで、将来も踏まえて身近なところで見てきた私が代行を務めるのが現状ではベストではないかと決定した」と引き受けた理由を話した。

 監督選考については、国内外を含めて幅広く接触していく中で「ざまざまな方とお話をしながら、経過がやはりスムーズにいかなかった。(接触は)特に海外の方が多かった」とし、決定時期は「(新年度スケジュール発表の)12月に来年度の計画を発表する機会がある。そのタイミングがベストかなと考えている」とメドを語った。

 日韓戦では、若手を含めた新たな選手を招集することも示唆した上で「以前のプレースタイルよりも、もっとこういう風にしたいんだという、そういうパフォーマンスは韓国戦で見ていただきたい。もっとアグレッシブに攻撃も守備も。それを共有してしっかりと選手にアプローチしていく」と、今後のなでしこの指針となる戦い方を見せたい考えを明かした。

 また、韓国戦ではコーチとして元日本代表でアンダー世代のロールモデルコーチである内田篤人氏も務める。

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