「明治安田Ｊ１、Ｇ大阪２－１札幌」（５日、パナソニックスタジアム吹田）

　Ｇ大阪が後半追加タイムに逆転で１０試合ぶり勝利を奪った。

　開始８分で先制を許した。自陣で札幌にボールを奪われると、ＦＷ白井に左足で決められた。

　終始攻め続けたが、何度も訪れた決定機を決め切れず試合は後半追加タイムに突入。土壇場で相手のハンドでＶＡＲ判定の末にＰＫを獲得。これをＦＷ宇佐美が決め、同点に追いついた。更に後半５３分に宇佐美が決勝弾。

　試合終了のホイッスルが響くと、全員がピッチに突っ伏して喜びを噛みしめた。７月２０日・湘南戦から前節までリーグ戦９試合未勝利と苦しい戦いが続いていたが、主将が重い扉をこじ開けた。

　宇佐美は「ここ数カ月苦しい時間を過ごした。大阪ダービーでも悔しい敗戦。今日勝てたのは皆さんのおかげ。ありがとうございます」と試合を振り返った。ＰＫについては「めちゃめちゃ緊張していたが思い切って蹴ってやれ、と思って蹴った」と振り返った。