神戸 リーグ戦同一シーズン6連勝 クラブの歴史塗り替えた 公式戦12戦無敗 吉田監督手応え

 前半、先制点を喜ぶ神戸の武藤(11)
 後半、決勝ゴールを決め喜ぶ神戸・ジェアンパトリッキ(右端)
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 「明治安田J1、京都2-3神戸」(6日、サンガスタジアム)

 2位神戸は前半にFW大迫勇也(34)、MF佐々木大樹(25)が得点し、後半に2点のリードを追い付かれたが、FWジェアンパトリッキ(27)のゴールで京都に3-2で競り勝った。リーグ戦の連勝を6に伸ばして、同一シーズンのクラブ記録を更新した。広島は磐田を2-1で振り切り、3連勝で首位を守った。湘南は東京Vに2-0で快勝した。

 連覇へまい進する神戸が、クラブの歴史を塗り替えた。同一シーズン新記録の6連勝。2点リードを追い付かれる展開も、後半38分に途中出場のジェアンパトリッキの決勝弾で勝ち切った。吉田監督は「選手みんながいい準備をしている。オレがやってやる、という競争がある」と手応えを口にした。

 前半17分、DF初瀬からのクロスを蹴り込み先制点を挙げた大迫は「うまく枠に入れることだけを考えて打った」と振り返った。シーズンをまたいだ記録でも、2016年セカンドステージ16節からの2連勝と17年の開幕4連勝でマークしたクラブ記録に並んだ。エースは「ヴィッセルがあまり勝ち続けていないからじゃない?」と笑わせながらも「1試合1試合、本当に積み重ね。そういうふうにプレーできる選手が集まったからこそ勝ち続けられている」と好調の要因を分析した。

 これで武藤に並ぶチームトップタイ11得点。昨季は22ゴールで得点王に輝いたが、今季はFW陣だけでなく守備の選手や若手も得点を重ねている。大迫も「うまくチームとしてゴールに向かえている証拠」と全体の底上げを実感。左膝のケガを克服し、今季初得点が殊勲弾となったジェアンパトリッキも「調子がいい時にケガをしてショックだったが、復帰してチームを助けると信じて準備してきた」と笑顔をみせた。

 首位広島も勝ったため、勝ち点1差のままピタリと追走。天皇杯とアジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)を含め、公式戦12試合無敗で突き進む。吉田監督は「日程も苦しかったが、勝っているからこそ苦しみも楽しみに変えられた」と安堵(あんど)した。リーグ戦残り5試合、無敗で栄光を勝ち取る。

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