堂安 2位サウジの「息の根を止められるような試合を」 前回大会最終予選で苦杯…雪辱へ
サッカー日本代表は2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会のアジア最終予選C組第3戦のサウジアラビア戦へ、同国のジッダで調整を進めている。7日にピッチでの本格的な練習を開始。前回大会の最終予選で0-1と苦杯をなめた場所で10日(日本時間11日)に行われる再戦に向け、選手は一様に気を引き締めた。
暑さが和らいだ午後6時半からの練習を終えた長友は先発した3年前の苦い記憶をたどった。「本当に苦しかった。相当暑かったのと(スタジアムが)超満員になって空気が薄い感じがした」。百戦錬磨のベテランDFが「別物」と言い切るほど過酷な環境だった。
敵地の重圧の中、前回は一つのミスが黒星に直結した。バックパスをかっさらわれての痛恨の失点だった。同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。南野は「リベンジの意味でも燃えている」と雪辱を期した。
2連勝の日本は勝ち点6の首位で、サウジアラビアは勝ち点4で2位につける。ライバルからの1勝には勝ち点3以上の価値があるという堂安は「しっかりとたたいて、息の根を止められるような試合をやれたら」と集中力を高めた。