J1鹿島が中後コーチの新監督就任を発表「責任の重さは感じている」フットボールダイレクターには中田浩二氏
J1鹿島は9日、中後雅喜コーチ(42)の新監督就任を発表した。また、アカデミースカウトの本山雅志氏(44)とパリ五輪でU-23日本代表コーチを務めたOBの羽田憲司氏(42)のトップコーチ就任、クラブのプログループマネージャーを務めている中田浩二氏(45)のフットボールダイレクター(FD)就任も、それぞれ発表された。
この日の練習後にオンラインで取材に応じた中後新監督は「このクラブで監督の仕事をする責任の重さは非常に感じている。精いっぱいやりたいなという気持ち」と心境を語り、「残り6試合、まだ優勝の可能性はある。そこへ向けて1勝1勝を積み重ねていかないといけない」とリーグ戦残り6試合への意気込みを示した。
中後監督は現役時代に鹿島で07、08年とリーグ優勝を経験(クラブは09年を含めて3連覇)。その経験を基に「やっぱり一人一人が与えられた役割を100%でやることが結果につながると感じた。そういうところをしっかし伝えていければ」と話した。
鹿島は昨季まで7年連続で国内タイトルを獲得できず。今季もリーグ戦は首位と勝ち点12差の4位。8年連続の国内無冠が現実味を帯びてきた。その中で、6日に今季から就任したランコ・ポポヴィッチ前監督、ミラン・ミリッチコーチの契約解除を発表。合わせて吉岡宗重FDの退任も決定していた。