横浜M・ハッチンソン監督が繰り返される失点シーンに苛立ち「正直、言葉が見つからない。スイッチが大事なところで切れている」
「ルヴァン杯・準決勝、横浜M1-3名古屋」(9日、日産スタジアム)
リプレーのように繰り返される失点シーンによる敗戦に、横浜Mのハッチンソン監督もいら立ちを隠さなかった。
試合後の会見で「何も言うことはない。守備ができない」とため息交じりで振り返った指揮官。まずは前半3分に右CKから頭で合わされて先制点を献上すると、同14分は今度は左CKから頭で押し込まれて追加点を許す。横浜Mも1点を返したが、今度は後半31分にスローインを起点とした左からのクロスに、またもフリーで頭で決められて3失点となった。
連戦が続く中だが、原因は「疲れではない」とした上で「集中力のところ。スイッチが大事なところで切れている。同じような(CKからの)失点を2度も、絶対にしてはいけない」と話した。
失点が重なり、攻守の切り替えによる守備の部分を課題に修正を施し、2日のACLE・蔚山戦では4-0の勝利。蔚山戦と同じメンバーで臨みながらの惨敗に「守備の修正ができたと思ったら今度はセットプレーで3点。正直、こういう風になると言葉も見つからない」と落胆は大きい。
「イライラが募るのは、選手ができるのに、それをピッチ上で出せないから。最高の選手がそろっていると信じているからこそ悔しいし、フラストレーションがたまる」とハッチンソン監督。それでも13日にはアウェーでの第2戦が待っている。リーダー不在を課題に掲げ「リーダーシップというところが出てきてほしい。若手の山根でもベテランの飯倉でも誰でもいい。そこだと思う」と語っていた。