大橋&小川 日本代表エースの座へ虎視眈々 大橋「どんどんチャレンジ」小川「決定力が僕の良さ」

 サッカー日本代表は12日、千葉市内で2026年北中米W杯アジア最終予選のオーストラリア戦(15日、埼玉スタジアム)へ向けて練習を行った。サウジアラビア戦に出場した選手は一部を除いて軽めの調整。初招集のFW大橋祐紀(28)と2試合連続得点中のFW小川航基(27)が、エースストライカー奪取へ意気込みを語った。

 28歳で代表初招集のオールドルーキー大橋と、2戦連発中と波に乗る小川が日本のエースストライカーに名乗りを上げた。最終予選ではここまで、A代表通算14得点の上田が全試合スタメン出場。決して低くない壁だが、激しいポジション争いを勝ち抜く気概だ。

 今季、広島で11得点を記録し、7月に英2部リーグ・ブラックバーンへ移籍した大橋。開幕戦ゴールを含め8試合で4得点と結果を残し、初の代表をつかみとった。それでも、サウジアラビア戦では出番が回ってこず「チャンスって何回もあるわけじゃない」と危機感を口にする。「どんどんチャレンジしたい」と積極的にアピールしていくことを誓った。

 小川は2試合連続途中出場の限られた時間の中で結果を出してきた。「決定力が僕の良さ。僕自身が今1番点を取れるFW」とキッパリ。競争相手の上田、大橋に対して「ライバルとかそういうことはあまり考えてない」と、あくまで矢印を自分自身に向ける。ここまで最終予選3戦で14得点と厚みを増す攻撃陣の競争で、チーム力のさらなる強化につなげていく。

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