川淵三郎氏 J1町田の刑事告訴を支持「サッカー界全体を貶めるものだ」「怒り心頭に発する」

 Jリーグの初代チェアマンで日本サッカー協会(JFA)相談役、日本トップリーグ連携機構代表理事会長を務める川淵三郎氏が16日、自身のXに新規投稿。J1町田がクラブに所属する選手、監督、スタッフらへ誹謗(ひぼう)中傷した人を対象に、刑事告訴を行ったと公式サイトで発表したことについて、思いをつづった。

 川淵氏は「町田セルビアへの悪質な誹謗中傷に対する告訴をテレビ報道で知って愕然とした。自分自身もそうだけど少々の悪口雑言は我慢している。しかし町田に浴びせられた長きにわたる誹謗中傷は我慢の限界を超えたものに違いない。サッカー界全体を貶めるものだ」とつづり、「怒り心頭に発する」と強い言葉を記した。

 その上で「町田優勝目指して頑張ろう!」とよびかけた川淵氏。前日に刑事告訴を発表した際、クラブ代表取締役社長兼CEOの藤田晋氏はコメントを発表し「もう限界です。既に多大な実害、実損が出ており、これ以上はもう看過しないことを決意しました」などと、対応するに至った経緯を説明した。

 今季から初のJ1に参入した町田は開幕から快進撃を続けてきたが、ここ10戦で2勝と失速し、現在は3位に後退している。先月末に、悪意ある誹謗中傷から派生した風評被害から、クラブとして多大な経済的損失を受けていると発表。さらに所属スタッフ・スタッフとその家族への精神的な被害がすでに甚大であり「これ以上看過することはできません」とし、同件について厳正な処置を取るとしていた。

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