J1川崎 後任監督は「本当に今は全く白紙」と竹内強化本部長 「どうやって今上位にいるJリーグのチームに勝てるのか」
J1川崎は16日、鬼木達監督が契約満了に伴い今シーズン終了をもって退任することを発表した。後任監督は未定で、竹内強化本部長は「本当に今は全く白紙」と話した。
その上で後任監督の理想像について「監督が代わればサッカーも多少変わるのは仕方がないと思っているが、フロンターレが今までずっと大事にしている、どんなサッカーでもボールを大事したりとか、(クラブの)フィロソフィーを分かっていただけるだとか、アカデミーの大切さとかを分かっていただけるような監督を招へいしないといけないと思っているし、そこにアグリーメントしていただける方を優先的に考えていきたい」と説明した。
求めるサッカーについては「相手を押し込んで、ボールを大事にして、何度も何度も攻めてシュートをたくさん打つ魅力的なサッカーをやりたい気持ちは変わっていない」とし、その中で「現代の強度とか、そういったものを加えながら、どうやって今上位にいるJリーグのチームに勝てるのかというのを強化部と私がミッションとして、しっかり構築してやっていかないといけない」と話した。
退任する鬼木監督については「私もこの仕事を始めたのは2017年」と監督就任と同年に現職に就いただけに特別な思いがあったという。「鬼木監督とともに時間を過ごした中で、特に今年は同じポジションのけが人が多く難しいシーズンだったが、昨年と今年の成績を見た時に、いろんな選手が抜けたり、サッカー観が少し変わってきたりという中で、フロンターレが次に行く時にどうするかをというのを強化部を含めて私の中で考えることがあって、鬼木監督ともクラブの方から未来に向けて進みたいという話をさせてもらった」とやり取りを明かした。