町田・黒田監督「一切ぶれずにやる」初の連敗もコンセプト徹底強調 逆転V諦めない「まだ手の届くところにある」
J1町田の黒田剛監督(54)が17日、次節の柏戦(19日、三協フロンテア柏スタジアム)に向けた非公開練習後に練習に応じた。チームは前節、黒田体制となって初の連敗を喫したが「一切ぶれずにやる」と、“町田のサッカー”の徹底を強調した。
9月28日の天王山・広島戦に0-2で敗れ、前節の川崎戦では1-4と今季最多失点で守備が崩壊。開幕から快進撃を続けてきたが、ここ10試合で2勝と失速し3位に後退している。シーズン終盤に入り、強度が高く、堅守をコンセプトとする町田のサッカーに陰りが見えている中、黒田監督はぶれずにコンセプトを貫き通す姿勢を見せた。
「コンセプトがブレブレっていう状態だと何も得るものがないので残り5試合、町田のやるべきことっていうのをみんなで徹底させたい。その中でできないことはまた来期しっかりと取り組めばいいと思っている。だから、あんまり周囲の意見に右往左往をすることなく、町田らしく今われわれが1番強いサッカー、このメンバーで強いサッカーと言われるものを自分たちで見い出して、もう1回戦うということが1番いいのかなと」
リーグ戦残り5試合で首位・広島との勝ち点差は6。逆転優勝へ厳しい戦いが待ち受けるが、決して諦めることはしない。「われわれはまだ手の届くところに優勝がある。有言実行じゃないけど、もうどんどん自分たちの声に(優勝を)出していく。そこに本当にきちっと取り組む日常っていうものも実践できれば、おのずとパフォーマンスも上がってくる」と、一戦必勝の気概で残り5戦を戦い抜くことを誓った。