日本サッカー協会（ＪＦＡ）は１８日、都内で会見を開き、国際親善試合の韓国戦（２６日、国立競技場）に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバー２３人を発表した。

　熊谷紗希（ＡＳローマ）、長谷川唯（マンチェスターＣ）、長野風花（リバプール）ら、パリ五輪代表メンバー中心の選出。初招集は、遠藤優、松窪真心ら４人となった。会見に出席したＪＦＡの佐々木則夫女子委員長（６６）は「Ｕ－２０でしっかりと頭角を現した選手は今後のなでしこジャパンにとって、重要な選手になってほしい。中堅と若手ミックスした中で編成し、次のサイクルに向けて意義のある戦い方をし、なでしこジャパンのイズムを若手にも注入してほしいという意味も込めて選考しました」と説明した。

　ベスト８に終わった今夏のパリ五輪後に池田太監督が退任。後任が未定のため、２６日の試合で監督代行を務める佐々木女子委員長は「単純な親善試合のみならず、２７年Ｗ杯のブラジル大会、２８年ロサンゼルス五輪に向けての準備として意義のある試合にしていきたい。監督代行ではありますけど、しっかりとした目的を各選手スタッフに伝え進行していきたい」と話した。

　代表メンバーは以下の通り

▽ＧＫ＝山下杏也加（マンチェスターＣ）、平尾知佳（新潟）、※大熊茜（ＩＮＡＣ神戸）

▽ＤＦ＝熊谷紗希（ＡＳローマ）、守屋都弥（ＩＮＡＣ神戸）、北川ひかる（ＢＫヘッケン）、※遠藤優（三菱重工浦和）、南萌華（ＡＳローマ）、石川璃音（三菱重工浦和）、小山史乃観（ユールゴーデンＩＦ）、古賀塔子（フェイエノールト）

▽ＭＦ＝清家貴子（ブライトン）、長谷川唯（マンチェスターＣ）、長野風花（リバプール）、中嶋淑乃（広島）、藤野あおば（マンチェスターＣ）、浜野まいか（チェルシー）、谷川萌々子（ローゼンゴード）

▽ＦＷ＝田中美南（ユタ・ロイヤルズ）、植木理子（ウェストハム）、千葉玲海菜（フランクフルト）、※土方麻椰（日テレ・東京Ｖ）、※松窪真心（ノースカロライナ・カレッジ）

※が初招集