今季限りで退任の川崎・鬼木監督 ACLE会見で中国で指揮を執る可能性についての問いに「すべてにおいて選択肢がある」

 J1川崎の鬼木達監督(50)とFW小林悠(37)が22日、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の中国・上海申花戦(23日、上海体育場)へ向けた公式会見に臨んだ。

 ここまで1勝1敗でグループリーグ9位という状態が、鬼木監督は「アウェーで簡単なゲームにならないと思うが、勝ち点3が必要なゲーム。選手、スタッフ、現地に駆けつけてくれるサポーター、(テレビなど)画面の前で応援してくれるサポーターのためにも勝ち点3を取って、日本に帰りたい」と勝利への意気込みを示した。

 今季限りでの退任が決まっている鬼木監督は、チーム内の動揺について「動揺があったかは分からないが(18日の)ガンバ戦に向かうまでの間は、みんなのよそよそしさを感じた(笑)」と冗談で笑いを誘い、G大阪戦後には涙も見せていた小林は「鬼さんと一緒にできる試合をかみしめながら、ベストを尽くしたい」と話した。

 中国メディアからは、来季以降に中国で監督をする可能性についても問われた鬼木監督。「次もエネルギーを持ってやりたい思いは変わらない。それがどこの国というわけではなく、すべてにおいて選択肢があると思っている」と答えていた。

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