Ｊ１神戸の吉田孝行監督とＤＦ酒井高徳が２２日、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ＡＣＬＥ）１次リーグ３戦目となる２３日のアウェー・蔚山戦（蔚山総合運動場）へ向けた前日会見を韓国で行った。

　ここまで１勝１分けで迎える神戸は、３連敗中の相手に挑む。酒井は「連敗していることは情報としてあるが、蔚山はいいチームだということには変わりない。ホームでモチベーションも高いと思うので、自分たちはそれを上回ることが必要」と警戒した。守備のポイントについては「蔚山にはボールを扱うのがうまい選手が多く、スペースと時間を与えてしまうと厳しい状況になる。いいポジションを取って自分たちがいい状況で守備をすることが、危険な状況を生まないことにもつながる」と挙げた。

　急きょ試合会場が変更されるアクシデントにも見舞われたが「いいサッカーをするためにはいいピッチが必要ですし、お互い慣れていないという状況だからこそ、自分たちのやるべきことにフォーカスしつつ、相手も慣れていないというアドバンテージをしっかり活かせれば」と落ち着いていた。

　吉田監督は「相手はＡＣＬＥで２連敗といってもＫリーグで首位を走っているチームだし、２試合で結果が出ていないだけ。蔚山は明日のホームで勝ち点３を奪いに来ると思うので、メンタル的にも負けない気持ちを持って自分達も戦っていきたい」と話した。