J1広島・青山敏弘が現役引退発表後初の公式戦でベンチ入り 出場なしに終わるもサポーターからは惜しみない拍手とチャントが響き渡る

 「ACL2、広島2-1シドニーFC」(23日、エディオンピースウイング広島)

 今季限りでの現役引退を表明している広島・青山敏弘が引退発表後初の公式戦でベンチ入りを果たした。広島一筋21年のバンディエラにスタンドからは惜しみない拍手とチャントが送られた。

 チームはオーストラリアリーグの強豪に勝利。ノックアウトステージ進出へ大きく前進した中で、青山の出場機会はなく、ベンチからピッチ上の仲間を鼓舞した。それでも試合後にはスタンドからサポーターによる青山のチャントが流れ続け、引退を惜しむ大歓声が響き渡った。

 青山は20日に今季限りでの現役引退を発表。引退会見では広島一筋21年のプロ生活を「21年間の現役生活、全てをささげさせていただいた、そういう大きな誇りを胸に引退できることをうれしく思います。毎日、目いっぱい頑張っていたので、気づけば21年という長いキャリアになりましたけど、毎日グラウンドで勝負する時間が最高に楽しかったですね」と振り返っていた。

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