モナコ・MF南野が2発快勝!日本選手最多タイCL通算4得点も姿勢は貪欲「もっとしびれる試合でチームを救うゴールを」
第3戦の9試合が行われ、モナコ(フランス)のMF南野拓実がレッドスター(セルビア)戦にフル出場して2得点し、5-1の快勝に貢献した。CL通算4ゴールで、ドルトムント(ドイツ)時代に4点を決めた香川真司に並んで日本選手最多。スポルティング(ポルトガル)の守田英正は2-0で勝ったシュトゥルム・グラーツ(オーストリア)戦の後半25分から出場。モナコとスポルティングはともに2勝1分けで勝ち点7とした。
モナコの南野が「夢の舞台」と表現する欧州CL。2得点と躍動してホームに歓喜をもたらし、CL通算4得点は日本選手最多に並んだ。29歳の日本代表は「チームの勝利に貢献できてうれしい。今季のCLで(最多記録を)抜きたい」とすがすがしい笑顔を見せた。
CLではザルツブルク(オーストリア)時代の2019年以来、5シーズンぶりの得点。「タイミングと少しの運さえあればゴールの感覚を取り戻せると思っていた」という。その手応えがついに形になった。
前半20分に相手の守備ラインが乱れた隙を突いた。スルーパスに抜け出し、GKとの1対1で冷静に右隅に決めて先制。さらに3-1の後半25分、相手陣内での味方のボール奪取からの攻撃で右からのパスを右足ワンタッチで蹴り込んだ。
実は試合2日前のミーティングで、ヒュッター監督は今季の得点数が物足りない攻撃陣にハッパをかけていたという。期待に応えた南野だが「うれしいけど、喜び過ぎずに次も頑張りたい。もっとしびれる試合でチームを救うゴールを決めたい」と貪欲だった。