4発圧勝のなでしこJ 佐々木則夫監督代行が内田篤人コーチを絶賛「ウッチーのおかげ」先制点のセットプレーを立案 指揮官驚き「まさか北川が」
「女子国際親善試合、日本代表4-0韓国代表」(26日、国立競技場)
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、パリ五輪後初の試合で韓国相手に4ゴールで快勝した。
試合開始からボールを握る展開を作ると、前半33分に右CKに対して後方から走り込んだDF北川が頭で合わせて先制。同34分にはFW藤野が左足で決めて追加点。さらに同37分はゴール前で相手DFのクリアミスを拾ったFW田中が左足で流し込み、わずか4分間で3得点と怒とうのゴールラッシュで試合を決定付けた。
試合後、8年ぶりの指揮となった佐々木則夫監督代行は先制点について「内田くんがセットプレーを担当していて、そういう良いデザインをされていた。まさか北川が入ってくるのかと僕も知らなかった。ウッチーの戦略のおかげだと思う」と、元日本代表の内田篤人コーチの戦略をたたえた。
パリ五輪後に池田前監督が退任し、新監督が決まらないまま日本サッカー協会(JFA)の女子委員長も務める佐々木則夫氏が8年ぶりの指揮をとった。今後新体制が組まれることになるが「なでしこジャパンの指標となるようなサッカーをみんなでトライしようということで、相手ではなく自分たちに狙いを持って戦ってくれた。多少のミス、連携がしっくりこないところがあったと思うが、本当に選手は90分間、休むことなくトライしてくれたことは評価している。8年ぶりに声が枯れたというところです」と、振り返った。
今後に向けては「今後進むなでしこジャパンの目標、イメージを少しでも近づけて、次の監督にバトンを渡して、彼女たちなら絶対にW杯、五輪で皆さまの期待に応えられるようなチームになると思う。65%ぐらいは今の段階できたのかなと。次のW杯では皆さんの期待にそえるような結果を出してくれることを僕も信じてます」と、期待を込めた。