「女子国際親善試合、日本代表４－０韓国代表」（２６日、国立競技場）

　サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」がパリ五輪後初の試合で韓国に４ゴールを入れて勝利した。

　前半に３点、後半に１点を入れて圧勝した。パリ五輪後に池田前監督が退任。新監督が決まっておらず、韓国戦へは佐々木則夫氏が監督代行、元日本代表の内田篤人がコーチとなって臨んでいた。内田コーチからは、セットプレーなどを伝授された。

　１点目は、内田コーチ直伝のセットプレーで入れた。前半３２分でＭＦ長谷川唯（マンチェスター・シティ）の右ＣＫを、ＤＦ北川ひかる（ヘッケン）が頭で押し込んだ。北川は「あの時間帯で得点が取れたのはチームとして大きかった。全体としてセットプレーでいくのもコーチの戦略だった。しっかり取れて良かったです」とうなずいた。長谷川も「セットプレーは内田さんの担当でアイデアも出してもらったり、動き方の工夫も指導してもらった。ポジティブに出ていた」と手応えを示した。

　後半１１分に４点目を入れたＭＦ谷川萌々子（ローゼンゴード）は、内田コーチの効果について「篤人さんも選手としてたくさん経験してきたので、アイデアを持っている。共有してくれるのはすごくうれしいし、やっていて楽しい」と目を輝かせた。