ビニシウス バロンドール授賞式の参加拒否 まさかの落選で「彼らは準備ができていない」と批判

 サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウスが28日、バロンドール授賞式への参加を拒否した。最有力候補とみられていたものの、事前に落選を知ったためだという。

 スペインのスポーツ紙マルカなどによるとレアル・マドリードからはフランス代表FWキリアン・エムバペ、前ドイツ代表で現役引退したMFトニ・クロースら多くの選手がチャーター機でパリ入りする予定だった。しかしながらチームメートたちは参加拒否のビニシウスに呼応してマドリードに留まった。最優秀監督賞に選ばれたカルロ・アンチェロッティ監督も同じく欠席で受賞者不在となった。

 ビニシウスは自身のSNSで「必要ならこれから10回やる。彼らは準備ができていない」と、同賞を決定する仏のサッカー専門誌「フランス・フットボール」を批判する趣旨のコメントを発表している。

 なお同誌の編集責任者はレキップのテレビで「ビニシウスはチームメイトのベリンガムとカルバハルがトップ5にいることで、彼らからいくつかのポイントを奪われる格好になった」と説明。さらに「レアル・マドリードから(ビニシウス受賞のための)大きなプレッシャーを受けた。だが私は(選考に対し)明確で公平だった。彼らの不在は非常に残念な驚きだった」とした。

 同賞はスペイン代表のMFロドリ(マンチェスター・シティー)が初受賞した。

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