横浜M・ハッチンソン監督が過密日程に不満爆発「この国がアジアナンバーワンになるためにACL優勝を願うなら助けてくれてもいいのでは」
「明治安田J1、横浜M0-0浦和」(30日、日産スタジアム)
攻め込む時間を多く作りながら決定力を欠いてのスコアレスドロー。試合後の横浜M・ハッチンソン監督は過酷な日程への不満を爆発させた。
15連戦最後の試合は、27日の天皇杯準決勝・G大阪戦から中2日で迎えた。指揮官は試合後の会見冒頭から「試合を振り返る前に言わせてもらいたいのは、このスケジュールをなぜコントロールできないのか。われわれがなぜ水曜日に戦わなければいけないのか。金曜日でも土曜日でもよかったはずだが、中2日で戦わなければいけなかった」と切り出した。
連戦を戦う中で、主将のMF喜田がケガで離脱中。DF松原、畠中も「連戦は難しい」というコンディションから、G大阪戦で120分出場したFWアンデルソンロペスがこの試合もフル出場するなど、選手起用も偏りが目立った。
ハッチンソン監督は「38歳を迎える(GK)飯倉も3日間で200分以上を戦っている。(今季は)中2日の試合が15回、中3日の試合が30回もある。この国がアジアでナンバーワンになるためにACLEで優勝してほしいと願うのであれば助けていただいてもいいでのはないかと思う」と日程への配慮を求め続けた。
その上で、疲労も見えながら戦った選手たちに対しては「本当に誇りに思う。この厳しいスケジュールの中で、諦めるのではなく勝ちにいく姿勢というのはたたえるものがある。ゼロで抑えられたのは良かったと思うし、ゴールを取れるチャンスも作った」と称賛を惜しまなかった。