J1川崎が鹿島に完敗 2010年以来、14年ぶりの「シーズンダブル」を許す 鬼木監督「率直に悔しい敗戦だった」

 前半、指示を出す川崎・鬼木監督
 前半、攻め込む川崎・マルシーニョ(左)
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 「明治安田J1、川崎1-3鹿島」(1日、Uvanceとどろきスタジアム)

 川崎が鹿島相手に完敗を喫し、14年ぶりとなる「シーズンダブル」を許した。

 前半10分に鹿島MF柴崎の右からのクロスをMF知念に頭で押し込まれて先制点を献上。さらに前半18分にはDF樋口に、同28分にはDF三竿にゴールを奪われ、瞬く間に3点を失う。

 後半に入り反撃に出る川崎だが、後半7分にはDF三浦が右サイドから中央に折り返し、FW山田が右足で合わせるもヒットせずGKにキャッチされた。そして、その1分後にはFWマルシーニョからの右からのパスに再び山田が左足で合わせるが、クロスバーに当たりゴールは奪えず。

 17年に鬼木監督が就任以降は昨季まで鹿島に負けなしと好相性を見せていたが、今季は3月17日のアウェーでの対戦で逆転負けを喫し、この日の敗戦で鹿島に2連敗。2010年以来となる「シーズンダブル」を許す結果となった。

 鬼木監督は「率直に悔しい敗戦だった」と振り返り、「すべての失点が弱さだったり、緩さだったり、自分たちで何とかできるところだった。そういう厳しい話を選手たちにもしている。ACLにつなげるという意味でも、今日みたいな形だと一発のあるチームにやられる」と厳しい表情を崩さず。

 今季は鹿島に2連敗となったことには「強さと弱さの部分で、そこに負けたと思っている。分かっていてもパワーで押し切られたり、運動量、活動量、セカンドの拾い合いとか、ベースの部分で持っていかれた。際のところは相手が上回っていた。本来、そこではない自分たちの強い部分で勝負しなければいけないが、それを出すのが遅かった」と話した。

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