横浜FC、J1昇格決定へ3度目の正直ならず 18位栃木と痛恨ドロー 3位長崎が勝利し最終節へ持ち越し ホーム最終戦、サポーターからはブーイング
「明治安田J2、横浜FC0-0栃木SC」(3日、ニッパツ三ツ沢球技場)
勝てば無条件でJ1昇格が決まる2位の横浜FCは最後までゴールを奪えず、18位栃木SCとスコアレスドローに終わった。3位の長崎が勝利したため自動昇格圏内の2位が確定せず、2年ぶりのJ1復帰は最終節(10日)へ持ち越しとなった。
すでにJ3降格が決まっている栃木SCをホームに迎えた横浜FC。前半は何度もチャンスをつくるも、決め手に欠き0-0で折り返す。後半に入るとなかなか決定機を作れずにいたが、31分に途中出場のFWジョアン・パウロがゴール前から左足を一閃(いっせん)。シュートは枠を捉えていたが、相手GKの好セーブに阻まれた。
第34節の鹿児島戦で勝利して勝ち点を74に伸ばし、自力での自動昇格まであと1勝とリーチをかけていた横浜FC。そこから仙台、岡山相手に2連敗し足踏みが続いていた。ホーム最終戦で“3度目の正直”となる昇格決定へ意気込んで望んだが、歓喜の瞬間は訪れず。試合後はサポーターからブーイングが巻き起こった。
これで2位と3位の勝ち点差は3、得失点差1の状況で最終節を迎える。2位横浜FCはアウェーで山口と、3位長崎はホームで愛媛と対戦する。