神戸 ACLEリーグ首位攻防の光州戦へ 武藤、広瀬欠場も吉田監督「自分がベストと思う選択を」

 会見する神戸・吉田監督(左)と扇原
 会見に臨んだ光州の李正孝監督(左)と崔慶綠
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 J1神戸の吉田孝行監督が4日、ノエビアスタジアム神戸でアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)東地区1次リーグ第4戦の光州戦(5日・ノエビアスタジアム神戸)に向けた公式会見に出席し「明日勝てば、今後のACLEのグループで優位に進められる」と、過密日程の中で必勝を誓った。

 光州はここまで3勝勝ち点9で東地区首位を走っているが、2位の2勝1分け勝ち点7の神戸も勝てば首位に立つ可能性もある。3日にはJリーグで広島が敗れたため首位を奪っており、23日の決勝進出を決めている天皇杯とともにタイトルへまい進中。ただ吉田監督は「自分たちは何かをつかんだわけでないし、昨年J1で優勝してクラブのアジアナンバーワンを目指しているので、目の前にある明日の試合に集中して、終わったらそこから次を考えようと選手たちに話した」と浮かれる気配は全くない。

 1日のJリーグ・磐田戦でFW武藤が相手選手と頭部を接触し、DF広瀬は脇腹を負傷。2人を欠く状況になりそうだが「痛みや不安を抱えている選手は試合に出られないが、フレッシュなメンバーの中でも自分がベストと思う選択をしたい」と話した。

 MF扇原貴宏は光州について「右ウイングの外国人選手は決定力があり、突破力もあるので注意しないといけない」と、ここまでグループリーグトップの6得点を挙げているFWヤシル・アサニを警戒。「圧力をかけて相手をビルドアップさせない、相手に自由をさせないことが重要」と話した。

 光州の李正孝(イ・ジョンヒョ)監督は「神戸に対して対策するより、光州のスタイルを貫きたい。明日は男と男の肉弾戦の要素が強くなる」と、フィジカルの強さを持つ神戸に真っ向勝負を挑む。これまで横浜M、川崎とJリーグ勢を撃破して首位を走るプライドをのぞかせた。

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