J3大宮の新エンブレム発表 リス→赤い牛に変更 レッドブルCEO「リスが完全に消えてしまったのではない」と説明

 オーストリアの大手飲料メーカー、レッドブルが6日、都内で会見を開き、買収したJ3大宮の新エンブレムを公開した。レッドブルを象徴する赤い牛が描かれ、従来のエンブレムに施されていたリスから変更となった。レッドブルCEOのミンツラフ氏は「クラブのみなさんと突き詰めて話をしてきました。そして共通の理解に達しています。名前にRB大宮アルディージャーとなっていることで、リスが完全に消えてしまったのではないという風に理解しています」と説明した。

 赤い牛と青い「OMIYA ARDIJA」のロゴから、レッドブルを想起させる配色。もともとのクラブカラーだったオレンジは外枠に取り入れられた。大宮の原博実フットボール本部長は「今までの大宮を大切にしてもらった上で、新しいクラブでこれからまさに強くなっていきそうな印象を受けました。アグレッシブなレッドブルのサッカースタイルを印象づけるようなオレンジになってるかなと思います」と感想を語った。

 また、レッドブルは買収したチーム名を「RB大宮アルディージャ」に変更することも発表。「RB」はドイツ語の「Rasen Ballsport」の頭文字を取ったもので、「芝生の球技」を意味する。大宮は今季J3で優勝し、来季はJ2に復帰。ミンツラフ氏は「大宮が歩んできた道を継続するとともに上を目指す。中長期的な目標は“埼玉ダービー”といわれるように、浦和と大宮が埼玉で試合をすること」と意気込んだ。

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