森保監督「説明がつかない」と苦笑い 代表発表も初招集ゼロ 「多くが日本のために戦いたい思いを持っている中で選べないのは申し訳ない」

 日本サッカー協会(JFA)は7日、千葉市内で会見を開き、26年北中米W杯アジア最終予選のインドネシア代表(15日・ジャカルタ)と中国代表(19日・廈門)の2試合に臨む日本代表メンバー27人を発表した。

 日本代表・森保一監督はメンバーに初招集の選手がいないことを問われ、メディアやファン、サポーターそれぞれに推しの選手や、選ばれるべき選手があるのは「いろんな意見があって当然かなと思っています」。その上で今回選出した選手は2試合を戦う上で「ベストなメンバーだとポジティブに考えている」とし「ただ、グローバルな中の競争。見ている中で世界的な競争を踏まえて選ばせていただいている」と説明。ここで「そうですね。説明がつかない…」と苦笑いした。

 あらためて、クラブは選んだ(契約した)選手を常に使い続けて成果を出すのに対して、代表は「幅広い選手層の中から、そのときの調子、(代表)チームの戦い方、状況を見た中で選手を選んでいかなければいけないところは全く違う」と説明。その上で「日本代表の戦力としてプレーできるだけの力を持っているのに選ばれていない、日本代表として日本のために戦いたいと思ってくれている選手が多い中、選べるのは今回の27人。実際にベンチに入れるのは23人。多くの選手たちが代表への思い、日本のために戦うという思いを持ってくれている中で選べないのは申し訳ないというか、本人たちにとネガティブなことかと思う」と話した。

 日本は同予選4試合を終え、3勝1分の勝ち点10でグループ首位に立っている。中国とは同予選初戦で対戦し、ホームで7-0と大勝した。インドネシアとは初対戦となる。

 メンバーは以下の通り。

▽GK谷晃生(町田)、大迫敬介(広島)、鈴木彩艶(パルマ)

▽DF長友佑都(FC東京)、谷口彰悟(シントトロイデン)、板倉滉(ボルシア)、町田浩樹(サンジロワーズ)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、菅原由勢(サウサンプトン)、高井幸大(川崎)、橋岡大樹(ルートン)

▽FW/MF遠藤航(リバプール)、伊東純也(スタッド・ランス)、南野拓実(モナコ)、守田英正(スポルティング)、大橋祐紀(ブラックバー)、鎌田大地(クリスタルパレス)、三笘薫(ブライトン)、小川航基(NECナイメヘン)、前田大然(セルティック)、旗手怜央(セルティック)、堂安律(フライブルク)、田中碧(リーズ)、中村敬斗(スタッド・ランス)、久保建英(レアル・ソシエダード)、藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、古橋亨梧(セルティック)

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