町田・望月ヘンリー海輝「攻撃に重きを置いた」とウイングバックで存在感 日本代表メンバー外も「思うことはない」と平常心でさらなる進化誓う

 「明治安田J1、町田3-0FC東京」(9日、国立競技場)

 3位の町田がFC東京を破り、6試合ぶりの勝利を飾った。従来の4バックから3バックにシステムを変更。右ウイングバックに入り攻撃を活性化させたDF望月ヘンリー海輝は「(右サイドバックより)やることが増えながらも、攻撃に重きをちょっと置いたみたいな感覚でした」と振り返った。

 システム変更が機能し、前半から町田ペースで試合が進んだ。特に右ウイングバックの望月が何度も前への推進力を見せ、最後のクロスの精度は欠いたが存在感を示した。普段プレーするサイドバックとの違いについて、望月は「ウイングバックでも運動量は求められますし、それに伴って攻撃参加の回数も増えた感じでした。サイドで前にスペースがいっぱいあるので、自分の良さである対角のボール、仕掛けとか、そういう部分ができた」と語った。

 前半11分には、ロングボールを受けると、ドリブルでゴール前に持ち込み左足でシュート。惜しくもゴール左に外れたが、チームとして果敢にシュートを狙う姿勢が見えた。「自分が消極的になって変に捉えるよりも、攻撃で完結させちゃった方がいいかなっていう思いもあった。練習からも意識してましたし、それが点にはつながらなかったですけど、プレイにつながったのかなと思います」と説明した。

 個人としては直近2回の代表活動に呼ばれていたが、11月シリーズの代表メンバーには選ばれなかった。それでも望月は「やっぱりここ(町田)での活動、パフォーマンスと結果が評価されるってことだと思うので。で、そこに対して何か僕も思うこともないです」と、平常心を強調。「ここでのプレーが評価されるだけなので、もっとさらにやっていこうと思いました」と自身にさらなる進化を求め、代表復帰へ意気込んだ。

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