C大阪 MF田中のゴールで3試合ぶり勝利 利き足ではない左で振り切り「レフェリーに感謝」
「明治安田生命J1、C大阪1-0福岡」(9日、ヨドコウ桜スタジアム)
C大阪が10月5日・浦和戦以来3試合ぶりの勝利を手にした。後半36分、MD田中駿汰がペナルティーエリアで相手選手に一度クリアされたボールを利き足ではない左足で蹴り込み、先制点を挙げた。前半から攻め続けながらも得点が奪えず、苦しい時間帯にさしかかり得たチャンスをものにして今季3点目を挙げた。
田中は「振り切った結果がよかった。その前にも、ちょっとコースを狙って力のないシュートになって正面になったので。左足だったが思い切ってニアに、思った通りのコースに蹴れたのでよかった」と振り返った。直前にレフェリーと重なるシーンもあったが「逆に相手が間に合いそうになってスライディングしてくれた。ぎりぎりのところで判断を変えて。左足だったので、逆に狙わずに振り切れたのでレフェリーに感謝」と笑わせた。
小菊昭雄監督も「攻守で柱として支えてくれた。感謝しかない。試合中のシステム変更や役割変更も彼がいるからできる」とたたえた。田中は次節はイエローカード累積で出場停止だが「残り1試合、大切に勝って終わりたい」と話した。