森保J 大アウェーもインドネシアに4-0で盤石の勝利 最終予選4勝1分でグループ首位独走
「W杯アジア最終予選、インドネシア代表0-4日本代表」(15日、ジャカルタ)
世界ランキング15位の日本が大アウェーの中、同130位のインドネシアに盤石の勝利をあげた。前半35分にオウンゴールで先制すると、その後は着実に追加点を重ねた。これで最終予選5試合を終えて4勝1分。C組首位で勝ち点を13に伸ばし、2位オーストラリアとの差を7に広げ独走態勢に入った。
試合開始前からどしゃぶりの大雨が降りしきる中、序盤は大アウェーの空気に支配された。インドネシアがボールを奪うたびに、7万8千人を収容する会場から相手サポーターの大歓声。日本はここまで同予選全試合フル出場だったけがのDF谷口を欠き、右からDF橋岡、DF板倉、DF町田の新3バック布陣で臨んだが、両サイドの突破を許すなどピンチの場面も少なくなかった。
0-0の前半9分には相手のカウンターから、DF板倉がロングボールの処理を誤りキーパーと1対1の決定機を作られる。だが、GK鈴木が冷静に相手FWとの距離を詰め、最後は右足で防ぎ流れを食い止めた。
チャンスを作るもフィニッシュが決まらなかった日本だったが前半35分、ゴール前に進入した鎌田が中央にパスを出すと、FW小川が相手選手とツインシュートのような形でゴールに押し込んで先制。記録はオウンゴールとなったが、けがでFW上田綺世が不在の中、結果を残した。
得点を機に、攻撃のリズムが生まれた日本。40分にはMF南野、後半4分には守田のゴールで立て続けに追加点を挙げる。24分には最終予選初出場となったDF菅原が狭いニアをぶち抜くゴールで試合を決定づけた。
守備陣も危ない場面はあったが、2試合ぶりのクリーンシートを達成。次戦は19日に、中国福建省アモイで中国と対戦する。