先制オウンゴール演出のFW小川、自身よりもGK鈴木彩艶を称賛「何より彩艶が最初に止めてくれたのがチームとして大きかった」

 「W杯アジア最終予選、インドネシア代表0-4日本代表」(15日、ジャカルタ)

 世界ランキング15位の日本が大アウェーの中、同130位のインドネシアに盤石の勝利をあげた。前半35分に、ゴール前へ詰め、先制のオウンゴールを演出したFW小川航基は「何より彩艶が最初に止めてくれたのがチームとして大きかった」と、自身よりも試合序盤のGK鈴木のビックセーブをたたえた。

 0-0の前半9分、相手のカウンターから、DF板倉がロングボールの処理を誤りキーパーと1対1の決定機を作られたが、GK鈴木が冷静に相手FWとの距離を詰め、最後は右足で防いだ。試合開始から両サイドを突破されるなど押し込まれていた展開だっただけに、流れを引き寄せるビッグプレーだった。

 すると35分、ゴール前に進入したMF鎌田が中央にパスを出すと、小川が相手選手とツインシュートのような形でゴールに押し込んで先制。記録はオウンゴールとなったが、けがでFW上田綺世が不在の中、結果を残した。

 小川は「良い形で大地君(鎌田)が抜け出したので、しっかりと点を取れるポジションを取るのが特徴でもあるので良い位置にポジションを取れた。アウェーでこの大歓声の中、ああいう形で先制点を取れたのは大きかった」と振り返った。

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