「ＡＣＬＥ・１次リーグ、神戸３－２セントラルコースト」（２６日、ノエビアスタジアム神戸）

　東地区の第５戦が行われ、神戸がセントラルコースト（オーストラリア）を３－２で下し、４勝１分けの勝ち点１３で首位をキープした。神戸は後半に２点差を追い付かれたが、ＭＦ佐々木大樹（２５）のミドルシュートで勝ち越した。セントラルコーストは１分け４敗で同１。

　神戸が天皇杯優勝後、最初の試合を勝利で飾った。４勝１分けで勝ち点１３とし、１次リーグ突破が濃厚となった。決勝弾の佐々木は「思い切った結果がゴールでうれしい」と声を弾ませた。

　同点に追い付かれた後半３６分。ペナルティーエリア手前でＭＦ鍬先（くわさき）のパスを受けると、振り向きざまに強烈なミドルシュートを決めた。ＧＫの手をはじいてネットを揺らし「勢いがある時はああいうのが入るので、思い切った結果。キーパーもビックリしてキャッチできなかったんじゃないか」と会心の一発を振り返った。

　中２日の戦いで、吉田監督は天皇杯決勝から先発メンバー１１人全員を入れ替えた。これまでシーズン中に何度も発揮してきた大胆なターンオーバーを実行すると、起用された面々も期待に応える働き。前半４０分、ＤＦ菊池が長身を生かしたヘディングで先制点をもたらした。

　ＦＷパトリッキがケガで途中交代し、ＤＦ岩波が左足捻挫を負うなど心配な面もあるが、主将のＭＦ山口が左膝手術後初先発したことは収穫。吉田監督は「この勝利は大きい。みんなの頑張りで予定通り進んでいる」と選手をたたえた。次戦は連覇がかかるリーグ戦の柏戦（３０日、三協Ｆ柏）。層の厚さを示しながらギアを上げる。