残り2節で逆転優勝の可能性残す町田・黒田監督「失うのは何もないぐらいの気持ちで」ACLも見据えホーム最終戦に意気込み
J1町田の黒田剛監督(54)が28日、非公開練習後に取材に応じ、残り2試合で優勝の可能性を残す中迎えるホーム最終戦の京都戦(30日、町田GIONスタジアム)に向けて、「振り切って、失うのは何もないぐらいの気持ちでやりたい」と意気込んだ。
残り2節で首位神戸との勝ち点差5で3位につけている町田。神戸が1勝でもすれば優勝の可能性が消滅する厳しい状況だけに、指揮官も「優勝っていうのはもう他力でもあるので、基本的にはあと1つ、まず勝つことによってACLの可能性もすごい増えてくる」と、逆転優勝だけに視線を向けることなく、目の前の1戦に集中する姿勢だ。
夏場から急失速し、春から守って来た首位の座は明け渡したが、J1参入一年目で、開幕前から目標として掲げていた5位以内は確定している。黒田監督は「満足というわけではないけど、とりあえず最低目標っていうことで。達成感を持ってあと2試合に臨めるということは、すごくありがたいこと」と話し、「ただ、まだ上を目指せる。優勝の目もあるし、ACLの目もある。その可能性があるうちは、少しでも順位を上げていくっていうことはプロとして、またはファンサポーターから応援される身としては目指していかなきゃならない」と決意を語った。