J1札幌がペドロビッチ監督の今季限りの退任を発表
J1札幌は4日、ミハイロ・ペドロビッチ監督(67)が今季限りで退任すると発表した。クラブの三上大勝代表取締役GMは「今シーズンまでJ1で存在を証明してくれたのみならず、アカデミーのフットボールのスタイルにも貢献してくれました。ミシャが築いてくれたものを文化・伝統として継承し、さらに強くなることがミシャへの恩返しになると信じています」なとどコメントした。
ペドロビッチ監督は1日のJ1広島戦に敗れた後の記者会見で「もう札幌を率いることはない。95%、監督のキャリアを終えるかもしれない。5%はまだ分からない」と退任の意向を明かしていた。
ペドロビッチ監督は旧ユーゴスラビア(現セルビア)出身。現役時代はユーゴスラビアやオーストリアのクラブでプレーし、引退後はオーストリアやストベニアのクラブで指導。2006年に広島監督に就任し、12年から浦和、18年から札幌の監督を務めた。
監督成績はJ1で通算593試合246勝146分け201敗。札幌では就任1年目の18年にJ1で4位、19年にルヴァン杯準優勝に導いた。今季J1は8勝10分け19敗の19位で、来季のJ2降格が決まっている(数字は1日時点)。