川崎が1次リーグ突破へ前進 山東に雪辱を果たす勝利 鬼木監督「いい形で渡せるのは良かった」

 「ACLE・1次リーグ、川崎4-0山東」(4日、Uvanceとどろきスタジアム)

 川崎が山東(中国)に雪辱を果たす勝利で、1次リーグ突破へ大きく前進した。

 山東は今年2月の前回大会での決勝トーナメント1回戦で対戦。アウェーで勝利を収めるも、ホームの第2戦で2戦合計点得点での逆転を許す敗戦を喫して16強で敗退となっていた。

 だが、この日は前半3分にゴール前のこぼれ球をFWマルシーニョが右足で流し込んで先制点を奪うと、同41分にはエリア手前右からMF山本が、直接FKを壁の外側をから巻いてゴール右隅へとたたき込み、追加点を挙げた。

 さらに、後半20分には左CKからDFジェジエウが頭で合わせる3点目。後半45分には右からの高卒新人FW神田の折り返しをFW山田が決めて山東を突き放した。

 これで川崎は4勝2敗で勝ち点を12に伸ばし、1次リーグ突破を大きくたぐり寄せた。今季限りで退任し、川崎では最後のACLEの戦いとなった鬼木監督は「退任が決まってから、ここのところが自分の役割として重要だと思っていた。いい形で(来季へ)渡せるのは良かったと思う」と話した。

 鬼木監督として最後の試合となる8日のリーグ最終戦・福岡戦(U等々力)へは「変わらず、アグレッシブに今日のようにいっぱい点が取れるゲームを見せられれば」と川崎らしいサッカーを展開すると誓っていた。

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