町田・黒田監督「死闘に」鹿島戦へ意気込み 教え子の柴崎倒し奇跡Vだ「いろんな意味で感慨深い」

 J1町田の黒田剛監督(54)が6日、町田市内での非公開練習後に取材に応じ、逆転優勝の可能性が残った中で迎える最終節の鹿島戦(8日、カシマ)に向けて「死闘になる」と強い意気込みを示した。

 一時は残り3試合で首位神戸との差が7に広がり優勝が絶望的となったが、そこから執念の2連勝で希望を残した。ただ、最終節でも町田の勝利は絶対条件。さらに神戸、2位広島ともに敗れる必要があり、自力ではVに届かない厳しい状況だ。それでも指揮官は「十分、(逆転Vは)起こりうるシチュエーションだと思う。だからこそ、道が開けると信じて選手にはやってほしい」と決して諦めはしない。

 そんな指揮官の前に立ちはだかるのが、青森山田高時代の教え子である元日本代表MF柴崎だ。大一番での再戦に「いろんな意味で感慨深いものもある。こういう状況で、J1最高峰の最終戦で当たるとは」と心境を吐露。中盤の要である柴崎に仕事をさせないことが勝負の鍵を握る。今季ホームで無敗と難攻不落の鹿島を破り、奇跡の逆転Vをつかみとる。

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