Ｊ１神戸のＦＷ大迫勇也と武藤嘉紀が７日、勝てば自力優勝となる最終節・湘南戦（８日・ノエビアスタジアム神戸）に向けたオンライン会見に出席。勝ち点１差の２位広島、同３差の町田との三つどもえ優勝争いに勝つべく、得点源の２人が必勝を誓った。

　大迫は「最後の試合で優勝もかかるが、やるべきことをワンプレー、ワンプレー重ねるだけ」と平常心で挑むことを強調した。１０月６日・京都戦以来２カ月間、ゴールから遠ざかり、その間にケガをした期間もあったが、「練習していい状態になっているので、またチームのために貢献できれば」と話した。

　チームトップ１２得点の武藤も「最後に自力で勝利すれば優勝できる。僕らに甘さは必要ない。勝ち切るというのが大事。そういう練習もして、プレッシャーをかけてきた」と、前節柏戦の引き分けからの調整に手応えをみせた。自身のコンディションについても「これだけ準備もしたし、正直、今がベスト。最後は気持ち。妥協なくチームが一つになるように導ければ」と全力を誓った。

　吉田孝行監督も「最後にやるのがサコだと思うし、心配していない」と太鼓判。「ホームのアドバンテージを借りてやるだけ。自分たちがやってきたことをしっかりやる」と、３チームで唯一、ホームで戦う有利さも強調した。

　◆神戸の優勝の条件　勝てば自力優勝。引き分けでも、広島が引き分け以下なら優勝する。敗戦なら、広島が敗れて町田が引き分け以下の場合に優勝が決まる。