「Ｊ１昇格プレーオフ・決勝、岡山２－０仙台」（７日、シティライトスタジアム）

　岡山が快勝し、初のＪ１昇格を決めた。前半２０分にゴール前左サイドの混戦からＭＦ末吉がゴール右隅に技ありシュートを決めて先制。１－０で前半を折り返すと、後半１６分にはＭＦ本山が追加点を奪った。

　試合後、本山は目に涙を浮かべながら「本当にうれしい気持ちしかない」とかみしめるように話し、昇格を決定付けた２点目については「ルカオが一人で完璧なパスをくれた」と振り返った。

　木山監督もインタビューで潤んだ瞳で「感無量です」。２－０という会心の勝利を「試合が始まったときから選手を見て、もう何も恐れることなくプレーできていた。われわれらしく強い守りをしながら前に出ていくプレーができていたので安心して見ていた」と振り返った。

　岡山のＪ１昇格は、クラブが創設された２００６年以来初めて。０８年をＪＦＬで戦い０９年からＪ２へ。１６年に初めて昇格プレーオフ進出してから３度目の挑戦で悲願を達成した。

　岡山は今季Ｊ２で５位。昇格プレーオフ準決勝では同４位の山形を敵地で破り、決勝に勝ち上がった。

　仙台は４年ぶりのＪ１復帰はならなかった。